イヴォンヌブレンドを作ってみた
昨年秋より実家ぐらしだが、使い切れないいただきものの食器用洗剤が、ウンザリするくらい溢れている。
母との二人暮らしで使う分などたかが知れている。そもそもアクリルたわしを使ったりするものだから、よほど強い油汚れでないとあんまり洗剤は使わずに済むので、使う洗剤は微々たるもの。
先日三本だけ息子にも送ってみたが、彼はなおのこと消費量が少ないので、「こんなにいらねーよ」と思っているに違いない。
ピーマンやキャベツやレタスのように、食器用洗剤にも「無限レシピ」があると良いのだが。どなたかお願いします!
とりあえず考え付いた現実的な消費法はコレ↓
NHKの朝の情報番組「あさイチ」のスーパー主婦のコーナーを担当されたディレクター伊豫部紀子(いよべのりこ)さんの編集された本「NHK「あさイチ」スーパー主婦のスゴ家事術」。
この本に載っていて、気になっていた、ドイツのスーパー主婦イヴォンヌさんの考案した万能洗剤、その名も「イヴォンヌブレンド」。
コルクや木製のもの、水拭き不可の素材で無ければ、ほぼオールマイティに使えるマジックリン的な家庭用液体洗剤である。
何しろ主な原料の一つの食器用洗剤の界面活性剤パワーが、大抵の家庭の汚れによく働いてくれる。汚れ落ちのみならず、ドイツでは除菌効果も立証されたということだから頼もしい。
使用した材料と道具は以下の通り。
手前左から大さじ、はかり、2リットル以上余裕で入る鍋(注ぎ口があると尚良い)。2列目左から重曹、食器用洗剤、食用酢、計量カップ。三列目左から見えにくいが漏斗、出来上がりの2リットルが入る空きボトル。
※写真の道具とは別にイヴォンヌブレンドを使う時にはスプレーボトルが必要。
※重曹の代わりにセスキ炭酸ソーダがあれば、なお汚れ落ちが良い。
2リットルの空ペットボトルがあれば良かったのだが、あいにくゴミに出したばかりで、ちょうど使い切りそうだった料理酒と甘酒の各1リットルのボトルで代用。
作り方は以下の通り↓
①水道水250mlを鍋に投入。
②①の鍋に重曹30gを投入し、軽く混ぜる。
③軽く沸騰させたら火を止め冷ます。
④30gの食器用洗剤を鍋に加えて軽く混ぜる。
⑤④にさらにお酢大さじ8杯をゆっくり投入。
⑥このようにシュワーっとなってくる。ここまでで原液の完成。
⑦薄め用の水道水を1.75リットルスタンバイ。
⑧⑦の水道水を鍋にゆっくり投入したら完成。
⑨鍋が思いのほか小さくて、出来上がりは満タンになってしまった、汗;
溢れてしまいそうだったので、地道にお玉を使い漏斗を使ってイヴォンヌブレンドを投入。
⑩残りわずかになったので鍋から漏斗に直接投入。
11 出来上がりは2リットルプラスアルファになるので、プラスアルファの分は早速スプレーボトルに入れてみた。
今回使用した食用酢はりんご酢💦勿体ないが、これかすし酢しか選択肢がなくて、お酢だけのために外出するのもなぁ、とリンゴ酢を使用。そのせいかほんのりピンクで香りも良いような!
早速テーブルを拭いてみたが、テーブル拭きには洗剤感がトゥーマッチでちょっと重たい感じ。二度拭き不要らしいが、スッキリ感は無く二度拭きしたくなるのでこれは向いてないかも。テーブル拭きには酸の抜けた炭酸水をスプレーする方が合っている気がする。
以前一度だけ、イヴォンヌブレンドを作った時は主にお風呂掃除に大活躍していた。スプレーするだけで、こする必要のないバスタブクレンジングには負けるものの、スポンジを使えば必要十分な使い心地だった。
先程書いたが白木や、コルクなど水を嫌うもの、また大理石には使用不可なのでご注意。
にしても、そもそも台所用洗剤を大量消費したくて作ってみた割には、消費した洗剤の量は僅か30g🙀💦
がしかし、なにしろ買い物の不便な土地なので、余った食器用洗剤と家にあるもので万能洗剤が作れて、少しだけ得した気分ではある。
ちょっとずつ購入する洗剤の種類を減らせたら良いなぁ。
せっかく大量に出来上がったので、お風呂、トイレ、窓拭き、IH周りに、と活躍させて今年は大掃除廃止を目指したい^ ^