おみぃの裏山

アラフィフおみぃの詩のブログです^_^どうぞごゆっくり

JOKERにやっぱり自分が重なった

単身引っ越しのその日に

よりによって

手がちぎれるほどの荷物を引きずりながら

やっとJOKERを観てきた。

 

 というのも、これから住む地域には、映画館が近くになく、極度に出不精の私は、慣れない長距離運転をしてまでは観に行きそうもないので、思い切ってこんな日に。

 

がしかし、息子が大絶賛し、滅多に買わないパンフレットまで買い、二回も観たJOKERはぜひ観なければ!と思い、移動日に強行軍に踏み切った。

 

(映画「ボヘミアン・ラプソディ」も、昔クィーンは聴いていたけれど、映画には全く興味はなかったので観るつもりはなかったのだが、しつこく息子に勧められ、観てみると意外にも大感動した、ということが以前あったので)

 

基本、血なまぐさい映画は嫌いなので観ないのだけど。今回は、後半の数カ所で、薄目になりながら、なんとか最後まで観るには観た。(ほんとに血の匂いがして来そうではあった

(>人<;)心臓悪い人は要注意!

 

貧しくとも、夢を捨てず、ただ懸命に日々を生きている、そんな主人公の不器用さが、自分自身の不器用さと重なり、見ていて心が筋肉痛になりそうな映画だった。

 

(実際体がこわばったまま見ていたのかそれとも荷物のせいか、身体の方は翌日確かに筋肉痛だった;)

 

さまざまな社会の軋轢の中で、主人公がだんだんとJOKERに仕立てられていく様子は、切な過ぎてとても他人事とは思えない。こんな世の中であり続けてはならない。

 

貧困、なんらかの弱さ、心身の見える病い見えない病い、特異な生まれや抗えない遺伝的弱点etc…誰もが何かしら一つや二つ抱えていないわけはない。

 

弱さを生まれ持った人間がつまはじきにされがちな現代社会、それこそが多くのJOKERを結果的に生み出してしまっている気がしてならない。

 

社会的弱者やマイノリティの声をミュートにしない社会、彼らの本当の代弁者が社会的リーダーとして当たり前に選ばれていく令和を心の底から期待したい。

 

 


気まぐれ日記ランキング