おみぃの裏山

アラフィフおみぃの詩のブログです^_^どうぞごゆっくり

いのちのお洗濯

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世界にひとつの 私のいのち

いかにして 洗ってやるべきか

 

半世紀分の 血と 汗と 涙が

染みこんでいる

 

カビと埃が ミルフィーユ状に 層をなしている

そう 

これが 私の 半世紀

 

アウトソーシングも 悪くはないが

ここは ひとつ

手洗いモード と言わず

自分で 手洗いが いいんでない?

 

酸素系漂白剤も 入れるに越したことはない

やさしく つけ置きしてみよう

 

あんまり ゴシゴシ 洗ったら

ボロボロになった 私という 繊維が

もはや 取り返しがつかない程に 

パラ パラ パラと 崩れ落ちてしまいそうだから

 

扱いは やさしく やさしく 

慎重に

 

さっぱり 洗い上がったら

お日さまの下で カラッと 乾かしてあげよう

 

あっ、少し ゴワゴワ バサバサ

次は 柔軟剤を 忘れないようにしなきゃ

 

註)30年振りの実家暮らし。見た目はまだまだ行けそうだったカーテンたちが、洗ってびっくり、あるものは触れる度に繊維が粉状にハラハラと崩れ散っていく(T_T)またあるものは縫い目から真っ二つにお別れ。そしてタッセルに至っては、初期状態に…

 

年を重ねたのは私だけじゃない、と妙に納得する(苦笑;

 

洗濯機も代替わり。実家の日立のは前に使ってたものに比べると脱水がゆるめ。好き嫌いが分かれるようだが私は好きだ。うっかり数時間干し忘れて放置しても、そんなにシワシワにならない忘れん坊にやさしい設計。有り難き幸せ。

 

 

 

 

 


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