断捨離マン返上①
数年前までは、自称断捨離マンだったのに、この一年で決定的にリバウンドしてしまった。
なかなか断捨離が進まないのだ。一歩進んで二歩下がる感じ。
原因は引っ越し。買い物の不便な田舎にある実家へUターンするのをきっかけに、一気に物を増やしてしまったのだ。
「もう、こんなの買えなくなるんじゃ?〇〇は遠いし、買いに行けなくなるよね…」
今の時代、何でもネットで取り寄せ可能なのにもかかわらず、30年ぶりの田舎暮らしには、さすがに大きな不安があった。
その不安から、あってもなくてもいいような衣類など、ごっそり買ってしまった。それに加えて、昨年10月の消費税増税への不安も相まって、過剰な購買行動に走ってしまったのだ。
元々洋服にはそんなにこだわりはない。いつも近所の古着屋で、気に入る手頃なもので済ませてきたものだ。
出来れば気に入ったものを毎日でも着たい方だ。いろんな格好はしなくていい。
とはいえ、かなり温暖な沖縄から、三十年振りに九州に戻るということだけでも相当なプレッシャーになっていた。
「果たしてアラフィフかつ異常な寒がりの私が、九州の盆地特有の寒さを上手く凌げるのか・・・」
そんなわけで、いつになく冬物衣料をネットで必要以上に購入してしまった。
洋服ノート作って、数年かけて、靴や、下着、靴下、スカーフ等の小物込みで70以下と、徐々にシンプル化が進んでいたのに、完全にリセット状態である。
しかも農家へのUターンということが加勢して、それまで地道に培ってきた断捨離魂が、「もったいない精神」に一瞬にして上書きされてしまった。
今まで捨てていたような状態の古着でも、「畑仕事になら十分着れる→捨てるわけにいかない」という新しいルールが出来上がってしまったからいけない。
②へと続く。