母の大仕事
(朝起きたら一面真っ白世界)
気掛かりだった、母としてのこの冬最大の大仕事が本日無事に終了。成人式のスーツ一式をようやく選びに行くことが出来た。
首が太くて短く、肩は張っていて、太ももがパンパン。この特徴は父譲り。身長だけは母譲りだ。デカした息子だ。
もちろん、本人の一番気に入るものを買ってやるつもりではいた。だけど、結局、母が男だったら絶対コレと思ってオススメしたものを最終的にチョイスしてくれて、スポンサー的には大満足だ。
金髪なので、紺の縦縞の三点スーツだと、ただのチャラ男に見えてしまう。百歩譲って、紺無地でも相当チャラい、というか、なんかこれは怖い。
母のセレクトは、落ち着いたグレーの三点スーツ。襟の縁に手縫いのステッチが入っているのがおしゃれ。下手したら地味だけど、金髪と合わせると程よい上品さがチャラ過ぎない。
店員さんも「10年は余裕で着れる!」推してくれた。
明日の出来上がりが凄く楽しみだ。
ネクタイの結び方、母はごく簡単な方法しか知らないので、高校の卒パには、出発前に、友達のお父さんに結び直してもらったようだ(苦笑)。今度はYouTube見て自分で頑張るそうである。
(帰りに寄った某漫画倉庫の駐車場。農機具でお買い物へ⁉︎)
よく考えたら、息子の今の年齢のときには、私は既に夫とのお付き合いが始まっていた。それを考えると、息子もいつ素敵な人と出会っても不思議ではない年頃だ。
一緒に息子の洋服を選ぶ機会は益々減って行くだろう。さみしくもあるが、おっちょこちょいの息子のお世話係を一生続けるわけにもいかない。「割れ鍋に綴じ蓋」的なパートナーが出来ることを心から願うばかりだ。
母の次の大仕事は、息子の将来のパートナーのために、トリセツをしたためることかもしれない。
5年後、10年後の息子が誰かと笑っていられますように。