中原中也の詩①「ひからびた心」
こんにちは、電池の切れたおみぃです。
今日はもう予約投稿のストック切れなのに、頭がゲームオーバー気味なので、おすすめの詩のご紹介です。
それではごゆっくりお楽しみくださいませm(._.)m
「ひからびた心」
ひからびたおれの心はそこに小鳥がきて啼き
そこに小鳥が巣を作り
卵を産むに適していた
ひからびたおれの心は
小さなものの心の動きと
握ればつぶれてしまいそうなものの動きを
掌に感じている必要があった
ひからびたおれの心は
贅沢にもそのようなものを要求し
贅沢にもそのようなものを所持したために
小さきものにはまことすまないと思うのであった
ひからびたおれの心は
それゆえに何はさて謙譲であり
小さきものをいとほしみいとほしみ
むしろその暴戻(https://www.weblio.jp/content/%E6%9A%B4%E6%88%BB)を快いこととするのであった
そして私はえたいの知れない悲しみの日を味わったのだが
小さきものはやがて大きくなり
自分の幼時を忘れてしまい
大きなものは次第に老いて
やがて死にゆくものであるから
季節は移りかわりゆくから
ひからびたおれの心は
ひからびた上にもひからびていって
ひからびてひからびてひからびてひからびて
ーーいっそ干割れてしまえたら
無の中へ飛び行って
そこで案外安楽に暮らせるのかも知れぬと思った
《おまけの詩》
晴れ☀️時々詩人(と書いて詩にゃんと読む)サクラ🌸
「日向ぼっこでひからびたオレ、
かぁちゃんのカフェオレ、
ネコババ失敗…」
フーテンの吟遊詩人とらじろう🐯
「小さきものなら俺だって好き♡
握ればつぶれてしまいそうなGを
掌に感じている必要が俺にはあった…
俺のかぁちゃんとばぁちゃんはギャーっと言って逃げていくけど…
かぁちゃんだって畑の悪い子つぶしてること、俺は密かに知っているんだぜ」
🌸え?マジで⤴️