十二月隣の芝生はいっそう青い
なんだかなぁ、自分では何一つ手を抜いているつもりはないのだが、人と比べるとどうも詰めが甘くて不格好な生き方に思えて来る。
そもそも、「人と比べる」こと自体、方向性が間違っているのだが(苦笑)
看護士という忙しい身にも関わらず、月に一度は必ず車で数時間掛けて実家に帰り、一人暮らしの母の畑仕事を手伝うことも辞さない、親孝行で長身で、美人な上に稼ぎも良い、仕事上の肩書きもそれなりにある、イケてる幼なじみの独身H美ちゃんに憧れたり、うらやんだり。
私とは別々に育ち、現在は紆余曲折あって、町内に息子と二人で暮らしている、心根がイケメンなシングルマザーの姉。私ももっと姉みたいに甲斐性があれば、数年に一度こうして食いっぱぐれる心配もしなくてすんだのに、と嘆いても無駄なこと。
わかっちゃいるけど、いくつになっても無い物ねだりしてしまう。
そんな無い物ねだりの結果、「きっと私も本気出せばそんなウーマンになれるはず!」と血迷って、数年に一度、履歴書を書いて採用されては、数年後には例の如くぶっ倒れることの繰り返しにはほとほと疲れてきた。
かと言って、本当のところ自分の性に合っている専業主婦を本気で目指し、真剣に婚活(正確には再婚活)をしてみた時代もあったものも、ついぞうまくいったためしなし。
就活にも婚活にも、徐々に疲れと自分の心身の限界を感じている。アラフィフ特有の行き場のない焦りに今正面から向き合っている。
猫離れ、子離れ、あぁ、これが噂に聞く空の巣症候群🙀💦
万年春🌸🥰の美魔女とは程遠い、心に隙間風がピューピュー吹きやまない冬真っ盛りである🤧あぁ、心が寒すぎる❄️あぁ、私の春はいつだったのか🌊
せいぜい、人生の新しいシーズンを、気持ちを切り替え、温かく歓迎したいものである。