みんな大好きお芋のおやつ
ここのところ里芋をいただく機会が多い。
おかずとして頻繁に食べているうちに、懐かしい沖縄の味、りんがくを思い出した。
りんがくとは沖縄特産の田芋を使ったやさしいスィーツのこと。うむにぃとも呼びます。うちだけかな?
里芋でこのりんがくが作れないものかと思い立ち、とりあえず作ってみた。
材料は、レンチンして皮を剥いて適当に切った里芋食べたいだけ、ヒタヒタの水、砂糖お好みで、仕上げに柚子の皮の刻んだのち少々。(レンチンではないが比較的シンプルなレシピはこちら→https://www.okireci.net/recipe/816/)
うむ、何となくそれらしくは出来た。
が、しかし、何が足りない…義母の味と違うぞー。
そうだ!生姜汁入れるのを忘れていた🙀💦
今は認知症でホームに入っている義母。お料理大好きではなかったけれど、りんがくは好きで冬にはよく作ってくれていた。
妊娠中、私が悪阻で食べれないとき、玉子入りマッシュポテトや茹でたホウレンソウ、ササミをしっとり煮たのなど、心のこもったやさしい味の差し入れを頂いたことを懐かしく思い出す…忘れちゃいけない大切な思い出だ。
人にやってあげたことばかりは脳みそにキッチリ刻印してるくせに、人からやって貰ったことは何故こんなに簡単に忘れてしまうんだろう。
なんかここ数年、心の調子が悪くて、結婚した結果、私にもたらされた嫌なことばっかり思い出していたようだ。
本当はそれの何倍もすばらしい思い出がどこかにまだまだ隠れているはずだ。…芋づるしきに掘り起こせたらよいのだけど。
里芋を食しながら、久しぶりに義母のことをやさしい気持ちで思い出せて本当によかった。
あったかな気持ちをひっぱり出してくれる芋ってやっぱり偉大だ。